垂任天皇18年(紀元前12年)の秋に創祀された古社。
聖徳太子が物部守屋と争われた際に戦勝祈願をされたと伝えられ、豊臣・徳川時代には大坂城の鎮守神として崇められた。同神社は大坂城三の丸に位置し、豊臣秀頼公奉納の石鳥居が現在でも保存されている。江戸時代にはお蔭参りの旅客らが旅の道中安全を祈願し、稲荷社十五社巡では大坂の御本社として、また大坂三十三所観音巡りでは十番札所として玉造稲荷の名が記されている。